キマママイン

はったーがTCGについてキママに書いていくブログ

2012/07

はったーの『今週の一枚』《奏声ヴィーヴァル》


今週もZ/X推していくぜ!はったーのお気に入りゼクスを紹介だ!

《奏声ヴィーヴァル》
青 ゼクス コスト5 6500
このカードが登場した時、ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚選び、そのゼクスがあるスクエアの隣のスクエアの置いてよい。(あなたのゼクスは相手のプレイヤーゼクスに置けない。相手のゼクスはあなたのプレイヤーゼクスに置けない。)



青特有の能力である、ゼクスを移動させる能力を持つゼクスだ。
Z/Xでは、3×3のフィールドを使うというイメージに反して、ゼクスはそのスクエアを自力では移動することができない。しかし、このカードを使えば、小さいながらも大きな一歩を踏み出すことが可能になるのだ。

この能力を使う場面としては、攻撃的な場面と守備的な場面に分けられる。

守備的な場面とは、相手ゼクスがプレイヤースクエアに隣接しており、かつすぐには対処できず次のターンが危険なシチュエーションだ。このカードのような移動能力で相手のゼクスを、プレイヤースクエアを攻撃できない位置に移動させてしまおう。特に能力を持たないバニラのカードなら、少なくとも相手の攻撃に関しては死に札になっているのだ。自分の手札が整うまでは相手のゼクスに仕事は休んでいてもらおう。

攻撃的な場面はさらに二つに分けられる。「前進」と「後退」とでも言おうか。

「前進」の動きは、カウンター攻撃のような挙動を見せる。
相手が中央エリア中央に登場させたゼクスを、こちらが中央エリア端のスクエアに登場させたゼクスで破壊したとしよう。相手のゼクスを破壊し、防御の仕事こそ果たせたが、その位置は相手プレイヤースクエアを攻撃することはできず、攻撃面に関しては死に札になってしまっているのだ。相手としても、すぐさま対処する必要性は感じないだろう(ましてや、それがレモンパームのような破壊されたときに能力を発揮するようなゼクスならなおさらだ)。
そこで、移動能力の出番だ。ヴィーヴァルをプレイヤースクエアを攻撃できる位置に登場させ、その能力でその死に札ゼクスを移動させることで、アタッカーとしての機能が蘇るのだ。少ないリソースで連続攻撃を仕掛けられるため、奇襲性も抜群である。

「後退」の動きは、さらに強烈である。「交代」の動きともいえるだろう。
今度のシチュエーションは、すでに味方ゼクスが相手プレイヤーに隣接している状況としよう。そのゼクスで攻撃した後で、ヴィーヴァルをプレイヤーに隣接したスクエアに登場させる。その能力で、すでに攻撃が終了しているゼクスに移動してもらおう。これにより、通常の手段では最大でも3回で終わってしまう相手プレイヤーへの攻撃を、4回以上続けることが可能になるのだ。この動きを実現するためには、複数枚のゼクスが必要で、一見非現実的にも思えるだろう。しかし、イグニッション・オーバードライブに成功したターンなら手札を消費せずにゼクスを展開できているはずだ。
この「後退」の動きを応用することで、プレイヤースクエアに自分ゼクスを移動させる守備的な動きも可能である。

一見わかりにくいテキストだが、可能性を秘めている移動能力。クールに勝利を収めよう。



Z/Xで地元を愛そう!


Z/Xでは、各色ごとに日本各地の地域が割り当てられている。せっかくだから、自分の地元の色で戦わないかい?


緑の世界-北海道・東北地方
黒の世界-関東地方
青の世界-中部地方
白の世界-近畿・四国地方
赤の世界-中国・九州・沖縄地方

こんな具合で、各地方に一つづつ色が割り振られている。
Z/Xでは、この地方ごとに全国でイベントを開催したり、各地方限定のPRカードを配布する予定らしい。
このユニークな試み。プレイヤー側が楽しまない手はないだろう。

たとえば、地域を越えた大規模オフ会や、他の地方の大会に遠征する際には、自分の出身地域の色のデッキを持っていくこともできる。
同じ地域の仲間で集まって、全員同じ単色デッキで乗り込むというのも面白い。
ゲームである以上、おそらくこれから強い色、弱い色というのはどうしても出てくるだろう。当然、強さを追いかけるのも一つの楽しみ方である。だが、たまには肩の力を抜いて楽しむのもいいだろう。もっとも、自分の出身地域が弱い色になるのは悲しいものがあるが。そうならないように、研究を重ねてその色で勝っていくというのも素晴らしい。

このせっかくの新しい試みを、どう生かしていくのかが非常に楽しみなはったーでした。



おまけ

はったーの出身地であり、現在も住んでいるなごや県の属する青!
中学・高校と過ごした第二の故郷、兵庫県が属する白!
そして、高校の修学旅行で行った思い出の地、北海道が属する緑!

この3色で組んだビートダウン!名付けて『高校ビート』!!
切札がリンドウって、お前どんだけ修学旅行楽しかったんだよって感じですが、まぁご愛嬌。
こんな感じに、複数の地域を愛するのも全然アリですぜb

堂々登場!Z/X(ゼクス)!!


ブロッコリーから新しく発売された『無料で始められるTCG』Z/X(ゼクス)!

細かいルールは公式HPを参考にしてもらうこととして、大まかなゲームの説明をしたい。

Z/X(ゼクス)の最大の特徴は、何と言ってもその独特のフィールドである。両プレイヤー共用の、3×3四方のフィールド「スクエア」を使用するのだ。かつてブロッコリーが発売した、ディメンション0を想い起させるデザインである。

そのディメンション0と比較すると、かなりシンプルなルールとなっている。プレイヤーは、『ゼクス』と『イベント』という、2種類のカードを使用して対戦するのだ。

ゼクスカード
→フィールド上で戦闘を行うカード。特殊な能力を持つものも存在する。自分ターンのメインフェイズに使用できる。

イベントカード
→使い切りのカード。強力な効果を有する。自分ターンのメインフェイズと、お互いのバトル中に使用できる。

カードの使用には「リソース」と呼ばれるエネルギーが必要であったり、破壊されたゼクスや受けたダメージを消費することでデッキトップからカードを直接使用できる「イグニッション」など、どこかで遊んだことがあるようなシステムも多い。その分、既にTCGプレイヤーである読者諸君ならすんなりと理解できるだろう(遊戯王とはかなり感覚が違うので、それだけ少し苦労するかもしれないが)。それでいて、新しいプレイ感覚を体験させてくれるゲームである。

Z/Xに登場するカードは、5つの色に分かれている。カードを使用する際には、コストとして支払うリソースに同じ色のカードが1枚は含まれている必要がある。ここでは、各色の特徴と第1弾「異次元との邂逅」の注目カードを見ていこう。


緑-パワー&リソース
リソースを増やす能力を持つカードが多いのが最大の特徴だ。リソースが多いほどカードを自在に使えるようになり、より多くのゼクスで相手を攻めたてたり、イベントでの防御を行えるようになる。他にも、リソースからカードを回収したり、相手のゼクスをリソースに送り込んで除去したり、リソースの枚数に応じてパワーアップしたりなど、とにかくリソース尽くしの色が緑である。
また、他の色と比較してパワーの高いゼクスが多かったり、パワーアップさせるカードも比較的多く収録されている。

【注目カード】
獣人ウェアコアラ(ゼクス)-登場時に味方をパワーアップさせるゼクス。自身を対象にすることも可能だ
緑の侵喰(イベント)-やや重いがリソースを2枚増やす効果は強力。リソースの枚数でパワーアップするゼクスとの相性も◎
おやすみなさい(イベント)-相手のゼクスをリソースに送り込むことができるイグニッション搭載除去カード


黒-リボーン&デストロイ
相手ゼクスを直接破壊する能力と、トラッシュのカードを回収する能力が特徴的だ。Z/Xでは、イグニッションに失敗したカードは次々とトラッシュに送られるので、回収能力は非常に有用である。
また、一部にはイグニッションのコストとなるチャージを増やす能力を持つカードもある。積極的にイグニッションを行える色といえるだろう。

【注目カード】
決殺の矢プファイル(ゼクス)-複数の相手ゼクスを一気に破壊できる中型ゼクス
強振するスティングビート(ゼクス)-特殊な能力は持たないがパワーが高い
月影葬送牙(イベント)-癖のないシンプルなイグニッション搭載除去カード
魔人の目覚め(イベント)-トラッシュからゼクスを回収できる基本的なイベント


青-ドロー&バウンス
デッキからカードをドローする能力が特徴的である。手札がないと何もできないというのがTCGの常であり、当然Z/Xでもドローは強力である。相手ゼクスに対する除去手段としてはバウンスを利用する色である。しかし、ゼクスは登場したらすぐさま攻撃可能になるので、無計画にバウンスを行ってもいたずらにカードを消費してしまうだけである。相手のリソースに余裕がないときや、イベントカードで強化してきた時なのが狙い目だ。また、こうしてバウンスするカードの中には、対象となるゼクスの持ち主を問わないものも存在している。自分のゼクスを戻して攻撃を回避したり、一度攻撃してスリープ状態となったゼクスをバウンスしてから再登場させることでもう一度攻撃を仕掛けたりなど、アイデア次第で使い方が広がる効果である。

【注目カード】
γ-S02アリオト(ゼクス)-登場時に手札を捨てることでコスト4以下のゼクスをバウンスできる。持ち主を問わないというのが強力
金盤奏音シュトラウセ(ゼクス)-スタートカードで、チャージに送られることでドロー能力を発揮する
奏声ヴィーヴァル(ゼクス)-ゼクスを移動させる独特の効果をもつ


白-ゲイン&ロスト
ゼクスのパワーを増減させる効果が豊富な色である。味方のパワーアップならば緑、敵へのダメージならば赤も行えるが、攻守両方の場面で有用に働くのが白の特徴である。
また、攻撃されたときに能力を発揮するカードも多く、防御力という点では頭一つ抜けている印象である。

【注目カード】
ロウブリンガーシシャパンマ(ゼクス)-相手の攻撃に耐えることで反撃で相手ゼクスを破壊する
憧れのアドミラシオン(ゼクス)-登場時のパワーマイナス能力で厄介な相手ゼクスに対処しやすくなる
絢爛聖光気(イベント)-攻守両方の場面で強力に働くパワーマイナス効果をもつイベント


赤-バーン&モアバーン
相手ゼクスにダメージをあたえるカードが非常に豊富な色である。ゼクス自体のパワー水準も高めであり、ダメージ効果と相まって相手のゼクスを破壊することにかけては赤の右に出るものはない。徹底的な攻めの色と思いきや、ダメージを与えて相手ゼクスを除去することで防御も同時に行っており、非常に強力な色である。
とはいえ、攻撃時にパワーアップするゼクスなども存在し、やはり攻撃こそが中心の概念なのは間違いないだろう。

【注目カード】
鈍重な石ストーンタートル(ゼクス)-登場時に全ての相手ゼクスに同時にダメージを与える
煌めきの金ゴールドピーコク(ゼクス)-離れたゼクスを攻撃できる「レンジ2」を持つゼクスの中で最もコストが低い
爆散する石炭(イベント)-5000ダメージ与えれば小型のゼクスなら一発で破壊できてしまう


各色の役割は、DMやMtgの経験がある方なら、何とも馴染み深いものだろう。ここで上げたカード以外にも強力なカードな数多く存在しているので、気に入ったカードでデッキを組んでみよう。


Z/Xの特徴を語るうえで、欠かせない要素がある。そう、「イグニッション」だ。
イグニッションは自分のターン中の、リソースフェイズの後に行えるイグニッションフェイズで行える。
イグニッションを行うためには、「チャージ」を消費する。チャージは、破壊されたゼクスや減少したライフがそのままチャージになるので、劣勢の時ほどイグニッションによる逆転のチャンスが生まれるのだ。
イグニッションフェイズで、チャージにあるカードをトラッシュに置く。その後、デッキトップを表向きにして、「イグニッションアイコン」が付いているカードが登場したらイグニッション成功だ。そのカードはコストを支払うことなく使用できる。もしアイコンがなかったらそのカードはそのままトラッシュに置こう。イグニッションフェイズ中は、チャージにカードがある限りイグニッションを行うことができる。チャージにおけるカード枚数には上限があるので、積極的にイグニッションを行う方がお得である。


勝敗は、お互いにスクエアに存在している「プレイヤーカード」を攻撃しあい、先に相手ライフを0にした方が勝者となる。
ゼクス、イベント、そしてイグニッションを駆使して勝利を手にしよう。


こんなZ/X。みなさんも一緒にイグニッション・オーバードライブしようぜ!!

はったーの『今週の一枚』《コメットシュート(フリーカード)》


今週は遅刻してしまったが。気にせずいってみよー。ブロッコリーより新発売の「無料で始められるTCG」Z/X(ゼクス)からのピックアップだ!


《コメットシュート(フリーカード)》
青 コスト3 イベント

ノーマルスクエアにあるコスト4以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。




Z/Xについての詳しい説明は別の機会に譲る。詳しく知りたい方はZ/X公式HPを見ていただきたい。ここしばらくの間、様々なカードショップで体験版が無料で配布されていたので、名前は知っているという方も多いだろう。

今回ピックアップした《コメットシュート》は、その体験版に収録されているカードの一枚だ。
能力はシンプルであるが、このゲームでは他のゲームであるような召喚酔いのような概念が存在しないので、考えなしに発動しても無駄遣いしてしまうだけだ。相手のリソースやイベントカードに気を配ることで効果的に使用できる。自分のゼクスを戻して破壊から守ったり、効果を再利用したりなど使い方に幅のあるカードだ。

このようなフリーカードも、製品版発売以降も公式に使用できるというのだから驚きである。ほとんどのカードが製品版の下位互換なのであまり大きな意味はないが、このコメットシュートは製品版では大きく性能が変更されており、よりコストが軽くなったのに引き換えて、適用範囲が大幅に狭まってしまった。引き続きこちらのフリー版を使い続けるのもいいだろう。

はったーの『今週の一枚』《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》


今週は、個人的に今、一番気になるテーマ「紋章」から、新たに明らかになった切り札をピックアップ!
情報は田園補完計画 第17次中間報告書様より引用させていただいています。

《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》
ランク4/光属性/サイキック族・エクシーズ/攻2600/守1400
レベル4モンスター×3
このカードが特殊召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上の全てのエクシーズモンスターの効果を無効にする。また、自分のメインフェイズ時、このカードの効果を受けた効果モンスター1体を選択して発動できる。エンドフェイズ時まで、このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。



VB15の付録として登場することが明らかになった新たな紋章Xyzである。せっかく紋章の名を持つにもかかわらず、素材に☆4*3体を要求しており、高等紋章術でのXyz召喚は不可能となってしまった。

その効果自体は、対Xyzモンスターとしてはかなり高い性能である。現在、Xyzを使わないデッキというのは非常に限られており、あらゆるシーンでの活躍が見込める。

他のカードと比較してみた場合、同じ☆4*3でより幅広い無効効果を持つショック・ルーラーと、同じ紋章でやはり同じくXyz対策効果を持つゲノム・ヘリターの存在は重要になってくる。以下にそれぞれのメリット○・デメリット●をまとめてみた。

『ショック・ルーラー』
○Xyzに限らずすべての効果モンスター・魔法・罠の発動を妨害できる
●3体の中では最も攻撃力が低い
●起動効果なので特殊召喚成功時に対処される可能性をはらんでいる(ゲノム・ヘリターにも共通)

『ゲノム・ヘリター』
○高等紋章術に対応している。
〇攻撃力をも奪うので強力なモンスターにも対応できる
○後から無効にするので、ショック・ルーラーでは対処できない永続効果にも有効(コート・オブ・アームズにも共通する)
○名前をコピーすることができる(コート・オブ・アームズにも共通する)
●3体の中では無効範囲が一番狭い
●Xyz素材が指定されている
●自分のターン中にのみ相手の妨害を行える


『コート・オブ・アームズ』
○特殊召喚成功時に発動する誘発効果なので発動を邪魔されにくい
○Xyz召喚に限らず全ての特殊召喚時に誘発効果が発動する
○3体の中ではもともとの攻撃力が一番高い
☆効果の発動にORUを必要としない→○効果の発動を制限されない●素材を墓地に落としにくい(他のXyzモンスターの効果を使うことで解決できる)
●ショック・ルーラーと比べると活躍するシーンがやや狭い・・・EXを圧迫しやすい
●紋章でありながら素材数の関係で高等紋章術に対応していない



最大の利点はやはり、特殊召喚成功時にすぐさま効果が発動できる点である。妨害されにくいだけでなく、リビデ等で相手が動き出したタイミングに蘇生することでカウンターカードのようにも扱える。その後自分のターンに効果を奪えるので、たとえばチェインからのスタートをこのカードでつぶせたなら大きなアドバンテージを獲得できるであろう。反面、魔法、罠、その他の効果モンスターに関しては無力なので、ショック・ルーラーとコート・オブ・アームズでは活躍するシーンが実はかなり異なる。余裕があるなら両方用意しておきたいが、殆どのデッキでは取捨選択する必要があるだろう。
hatter@bowsee
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
ほしい物リスト
ほしい物リスト
アマゾンのやつ
最新コメント