相手のPSには5コスト8000のゼクスがあり、あなたの手札には3コスト5000が2枚と6コスト9500が1枚。
さて、あなたが出すべきなのは「3コスト2枚」なのか「6コスト」1枚なのか。
Z/X入門者に向けた、戦い方の考え方。

 

さて、上記の状況で「3コスト2枚」と「6コスト1枚」、どちらを選ぶことによってどのようなメリット、デメリットが発生するかを見てみよう。一見シンプルな状況だが、どちらがより有利な選択になるのかはその時のゲーム展開によって変化してくる。その見極めの基準となるポイントを整理していこう。

また、前提条件として、今回登場するカードはすべてバニラ、効果をもたないゼクスだと思ってほしい。
もっとも基本的な話をする上で、効果持ちゼクスを考慮する必要はない。

■「3コストを2枚」使う小さなカードのアクション

・場にゼクスが2体出る
⇒当たり前だが、手札からゼクスを2枚出せば、当然スクエアには2枚のゼクスが登場する。
これによって、相手はその両方に対処しなければならなくなる。もし片方残れば次のターンの失点が濃厚になってしまう。どれだけ強力なゼクスを持っていても、1度の攻撃では1体のゼクスしか破壊できない。相手が小さなカード2枚に対処するためには、同じように小さなカードを2枚使う必要があるのだ。それはすなわち、次のターンに相手PSのカードが小さくなりやすいことを意味する。
また、自分のカードが2枚とも対処、破壊されたということは、チャージのカードが2枚増えているはずだ。
次のターンのIG機会が増加することで、さらなる打点の増加が期待できる。
これらを総合して、手札から小さなカードを2枚使うアクションは、次のターンの攻撃力が高まるアクションだと言える。

・手札が2枚減る
⇒これも当たり前だが、カードを2枚使ったのだから、手札も2枚減る。
Z/Xでは、毎ターン2枚ドローし、1枚をリソースに置き、そして1枚カードをプレイしたならば手札の増減がトントンになるようになっている。そこでカードを2枚使ってしまうと、当然トータルの手札消費は3枚となり、徐々に手札枚数は減少していく。そうなるとリソースも伸びにくくなり、展開に余裕もなくなる。
小さなアクションは有利な盤面を作れる一方で、自分への負担が大きなアクションと言える。



■「6コストを1枚使う」大きなカードのアクション

・1か所から高打点を出せる
⇒大きなカードを使う最大の利点はこれだろう。1つのスクエアからの攻撃だけで相手PSを突破出来れば、最大で残った隣接2マスからのダメージを期待できる。
とはいえ手札から大きなカード1枚だけ出して終わり、では点に繋がらないので、大きなカードを使うときは同時に他のカードが出せる時、あるいはすでに出ているときが狙い目と言える。IG成功で期せずしてゼクスが並んだタイミングなどは、一気に高打点で相手を突破してダメージを取りに行きたい。
チャンスのタイミングで一気に畳み掛ける、このターンの攻撃力を高めるのが手札を1枚使う大きなアクションだ。

・相手の対応手段が多い
⇒大きなアクションの弱点の1つは、相手が対処しやすいことだ。小さなカードを2枚の場合なら、相手もカードを2枚使うしかないが、大きなカードに対しては自分も大きなカードを出してもいいし、小さなカード2枚がかりで倒してもいい。

・チャージが少なくなる
⇒1枚しかカードを出さず、1枚しかカードが破壊されていないのなら、当然チャージも1枚しかないだろう。
こうなると後続のIG成功が少しずつ期待できなくなってくる。
メリットと併せて考えても、トドメを刺したり、大きくライフを削れるチャンスにこそ大きなカードは使いたい。
テキトーなタイミングで使ってしまうとチャージが足りずにジリ貧になっていく。
 




今回の記事ではすべて、バニラカードを前提としてそれぞれのメリット・デメリットを纏めている。
しかし、効果を持ったカードがほとんどを占める実戦でも基本的な考え方は変わらない。
むしろ、記事で上げたようなメリット、強みを覆したり、あるいはよりそれを強調できるような効果を持ったカードが「強い」と言われる傾向にある。
この考え方を頭に入れることで、強いと言われているカードがどのように強いのか、どうして強いのか、を近いするきっかけにもなるだろう。

もっとも基本的な戦略の方針なので、プレイ中に悩んだときは思い出してほしい。
大きなカードと小さなカード、それぞれに使いどころがあるはずなのだから。













プロフィール

HN:はったー
名古屋でカードしてるカードショップ店員。
遊戯王とゼクスを中心に、カード関係の話題なら何でも頭を突っ込みます。

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