今週は青単トロンに『メインボード』で採用しているこのカードをピックアップ!
そう、サイドじゃなくてメインなんです。
《僧院の包囲》(2)(青)
エンチャント
僧院の包囲が場に出るに際し、カンか龍かを選ぶ。
・カン―あなたのドロー・ステップの開始時に、カードを追加で1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
・龍―対戦相手が唱える、あなたやあなたがコントロールするパーマネントを対象とする呪文は、唱えるためのコストが(2)多くなる。
運命再編で登場した、登場時にモードを選択する「包囲」サイクルの1枚。
どちらも非常に青らしい効果を持っている。
バーン対策のサイドとして注目されてはいたこのカードをメインから採用したきっかけは、晴れる屋のGrand Prix Kyoto 2015 - VIP Modernで8位に入賞していた青単トロンで、メインから4枚採用されていのを見たからだ。
初見の印象はとにかく怪しかったが、結果を出しているのも事実、ということで試してみた。
結果、最高だった。
龍のモードはバーンやハンデスを得意とするデッキに強烈に機能するのは周知の事実(だからこそサイドとして検討された)だが、それらが機能しない相手にもカンのモードで十分に仕事をするカードだったのだ。
地味なルーティングではあるが、マナを食わないのが打消しを構えたい青単トロンの動きにしっくりと馴染む。
そうして時間を稼ぐ一方で、このカードが着々とトロン成立までの時間を短縮しているのだ。
評価的には、龍が効く相手に100点、そうじゃない相手にも70点で仕事をしてくれるカード、という印象だ。
そうして、龍が効かない相手にはサイドから100点のカードと入れ替えればいいのだ。
このカードを試すまでは威圧のタリスマンが入った青単トロンだったが、上記のレシピには採用されていない。
抜く発想が無かったので不安ではあったが、いざ抜いてみるとなんてことはない。
ドローの質が高まることで打消しも多く引けるのでゲームをしっかりと長引かせ、最終的なトロン成功率が高まる。むしろ使えるマナは増えたくらいだ。
卑下との相性の良さもあるので、これからも積極的に使いたい1枚である。
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