先生


















好評かどうかは知らないけど気にせずに第3回。
今回のテーマは、デッキをコピーするその意味について。
何が本当に強いのか、それを知る大事さを覚えてほしいね。

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これまでの初心者脱出応援企画
初心者脱出応援企画!#1『デッキの速度を覚えよう』
初心者脱出応援企画#2『負けた時に考えるべきこと』



■「強い!」がズレると、全てがズレる。

今回のテーマは、「本当の『強い』を学ぶ大事さ」、そして「デッキをコピーする意義」についてだ。
自分で考えたオリジナルなデッキを作ることはとても楽しく、大事なことなのは間違いないんだけど、それをするためには絶対に必要な前提条件があるんだ。
それが、「何が本当に『強い!』のか正しく理解していること」だ。
ちょっと意味が伝わりにくいかもしれないね。なら、少し昔話をしよう。
ある残念なブロガーが犯した、とんでもなく残念な失敗のお話だ。



数年前、Z/X第1弾が発売されたその日に、あるブロガーは一つのデッキをくみ上げた。
それは、IG枠に葬送牙、おやすみなさい、帰還の奏曲をガン積みしたイベントばかりのコントロールデッキだ。
Z/Xというゲームに触れたことがある人ならご存知だとは思うが、このゲームは圧倒的に生き物同士の殴り合い、盤面の取り合いが重要なゲームだ。それを放棄して、デュエマ気分で除去コンをやってのけようとしたのだ。
それに加え、IG枠に入るバニラカードを強いとは思えなかったので、結果的にバニラには目もくれず、除去イベントだけをかき集めたデッキが誕生したのだった。
当然ながら、もうそれはめっちゃめちゃに弱かったとさ。




なぜこんな失敗を犯したのか。
その原因は結局のところ、「Z/Xではどのようなカードが強いのかを知らなかったから」なんだ。
パワーが大事だと知らなかったからバニラには目もくれず、生き物が大事だと知らなかったからイベントを集めてしまったんだ。さらに言えば、その集めたイベントがめっちゃ弱いことまで知らなかった。
結果的にデッキが弱かったどころか、重要なIGバニラを集めるのに出遅れてしまったせいで、品薄の中必至であちこち駆け回ってデッキパーツを探さなくてはならなくなる最高のオチまでついてきてしまった。

ここまで極端な失敗はなかなかないだろうけど、自分の考える「強い(確信)」と、実際のゲームにおける「強い!」が乖離していたことで思わぬ敗北や事故に見舞われたことはないかな。たぶん、あると思うな。 

じゃあ、どうやってその「強い」を知ることができるのか。
その一つの手段が、デッキをコピーすることなんだ。



■コピーデッキは「強い」と認められたオリジナルデッキ

古今東西ありとあらゆる場所で、名デッキからクソデッキまであらゆるデッキが作られては、消えていっている。
その中でコピーされるデッキというのは、多くの人に認められ、実戦で結果を残した「強さ」が詰まったデッキなんだ。

そもそも、コピーデッキだって最初から存在している訳ではない。どこかで誰かかが作ったデッキがその強さを認められたからこそ、多くの人に使われ、コピーデッキと呼ばれるようになっていったわけだ。 

そのぎっしり「強い」が詰まったデッキを自分で回して理解することは、次に自分でデッキを作るときに活きてくるんだ。

本当の強さを知っているから、自分も強い手が打てるようになる。
本当の強さを知っているから、それに対する策が考えられるようになる。
本当の強さを知っているということは、ゲームの勝ち方を理解しているということなんだ。

もちろん、対戦した相手が使ったデッキからその強さのエッセンスを受け取ることもできるが、自分で回して理解することはそれ以上に重要で、より確実な理解をもたらす。

シッカリと「強い!」を理解して、イメージとリアルが重なったなら、その時君は初心者脱出だ。

 













プロフィール

HN:はったー
名古屋でカードしてる大学生。
遊戯王とゼクスを中心に、カード関係の話題なら何でも頭を突っ込みます。

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