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プレイスタイルは人それぞれだけど、それを受け入れられるかの鍵はここにあるのではないだろうか。


 
■納得できない負け方


ゲームの楽しみかたは人それぞれだが、その楽しみ方の差が、時に摩擦を生むことがある。

カードゲームなら、ガチとファンの争いがやはり思い当たるところだ。
勝利を至上として勝利を追求するプレイヤーと、アイデアや楽しみをモットーにしているプレイヤーの間には、時折、溝が生まれる場合がある。


勝利をめざしストイックに構築したデッキが、テーマ重視の「ネタっぽいデッキ」に負けてしまった。

楽しく遊ぼうと思ったフリープレイで、容赦ナシの「ガチっぽいデッキ」を使われ負けてしまった。


このような場面で、「なんでそんなデッキを!」と考えてしまうのは、突き詰めると「自分が負けているから」ではないだろうか。自分が納得できないデッキに、納得できない負け方をしてしまったから、負けを受け入れられなくなるのではないだろうか。

 なぜなら、もしそのような相手とのゲームでも、自分が勝っていたなら大して気にしないだろう。
「相手を選ばない、いいデッキが作れた」、もしくは、「ガチデッキにも勝てるいいデッキが作れた」と、満足するだけで終わるだろう。



■弟の話

突然だが、俺には2つ年下の弟がいる。
彼はもうカードをやっていないが、小学生のころはよく二人で遊んだものだ。

そんな弟に、俺はほとんど勝ったことがない。
別に彼が強いわけじゃない。ただ、俺が勝ちそうな勝負は、最後まで続けさせてくれないだけの話だ。

手札が悪かったとか、対処できない切り札を出されたとか、そういう気に入らないことがあると、すぐにゲームを中断するのだ。
カードに限らず、テレビゲームでもコントローラーや、通信ケーブルをよく引っこ抜かれたものだ。

そのたびに兄弟げんかに発展する訳だが、こういう形でも「納得できない敗北」がトラブルを生むのだ。


■負けを負けとして受け止める

相手がどんな戦術だろうと、デッキだろうと、ルールの上に許されたものならば、それらはすべて平等なものだ。
どんな負けだって平等だということだ。

負けを負けとして素直に受け入れる。
これが出来るだけでも、気は楽になると思う。

どんな楽しみかたをするにしても、余裕だけは忘れないでいたいところだ。



 

 
プロフィール

HN:はったー
名古屋でカードしてる大学生。
遊戯王とゼクスを中心に、カード関係の話題なら何でも頭を突っ込みます。
最近の悩みは内定がもらえないこと。お仕事募集しています。
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