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『昔遊戯王遊んでたわーブルーアイズ持ってたわー』という人たちと遊ぶための変則ルール大会考察。
 
大会名『スピードスターカップ』

■想定参加者層■
20代前半~小学生
遊戯王ブームのころにプレイしていた元プレイヤーから現役の小学生プレイヤーまでを想定する。

■概要■
参加者には、10枚のカードで作られたスピードデッキを貸与する。
デッキの中身は何パターンか用意し、ランダムで配布する。選ばせてもいいかもしれない。
対戦方式は、原作『遊☆戯☆王』で登場した決闘者の王国-デュエリスト・キングダム-をモチーフにしたランブル戦。
スターチップ(それらしいものであればカードなどでもよい)を最初に3つ渡し、デュエルの勝敗でそれをやり取りする。制限時間内で多く集めたプレイヤーの優勝とするか、参加者の人数がそれなりに多いなら上位4名で決勝トーナメントをしてもいい。

■このルールの企画コンセプト■
テーマは二つ。
「なつかしい遊戯王」
「わかりやすい遊戯王」

まずは懐かしさから。使用するカードをDM期からGX期を中心にチョイスすることで、20代から10代後半にかけての層にとって「なつかしい遊戯王」を体験してもらう。そもそも、この世代の元プレイヤーにとっては遊戯王自体が懐かしい物なので、効果的だと考える。
スターチップを集めるという大会ルールも非常にそれらしい。最低3回はドロップせずに遊べるというメリットもある。
次がわかりやすさ。今回のルールの肝である。元プレイヤー層の中に、果たして本当にしっかりとルールを把握してプレイしていた層がどれほどいるだろうか。あるいは、旧ルールで青眼をいきなり召喚していた当時しか遊んでいなかった人も少なくないだろう。また、小学生プレイヤーの場合もしっかりとルールを把握していることは稀だろう。そういうプレイヤーが大多数であると想定し、使用するカードをシンプルで理解しやすい物に限定する。
必要なら、ダメージステップなどの複雑なルールを簡素なものに作り替えることも検討すべきだろう。
デッキ10枚のスピードデュエル方式にするのも、デッキを手渡されたその場で戦略を理解しやすくなり、かつキーカードを引き当てやすくなる。

■現状の課題■
まずは使用するデッキ。現時点では上記のルールだけしか考えていない。このルールでの大会がどれだけ面白いものになるかは貸し出すデッキのクオリティにかかっている。いい物を用意しなければならない。
それと関連して、使用するカードの選定。何が複雑で何がわかりやすいのか、プレイヤーだけではなく初心者の目線からの考察も十分に重ねる必要があるだろう。
また、カードを用意する準備資金も必要になってくる。使う際の気楽さから考えてもノーマルのカードだけでそろえるのが望ましいだろう。これもまた、カードの選定に関わってくる。

■面白そうなアレンジルール■
○本家DTよろしく、デッキ7枚+ランダムカード3枚の方式にする。パックを開ける楽しさをゲームの中にも盛り込める。
○決勝トーナメントを行う場合に、ランブル戦で獲得したスターの差に応じてハンデを設定する。スターチップが相手より少ない場合、一つにつきライフが500減少した状態でゲームを始める、など。決勝進出が見えたプレイヤーにもより多くのゲームに参加する意義を与える。
○小学生以下の参加者には希望皇ホープを1枚貸し出す。現役でアニメを見ている層のはずなので問題はないだろう。DM世代の参加者が「なんか今って黒いカードあるんでしょ?」くらいには情報を知っている場合でないと少し厳しいか。これを行う場合、全てのデッキでホープを出せるような構築にすることが求められる。