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今シーズン調整し続けた、対魔導征竜用デッキ【アロマ忍者】。
スケジュールがかみ合わず身内との調整にとどまってしまったのが最大の反省点。 
【アロマ忍者】

メインデッキ*40


-モンスター*18
--最上級モンスター*2

カオスソルジャー-開闢の使者-*1
ダークシムルグ*1
--上級モンスター*2
スケイルモース*2
--下級モンスター*14
忍者マスターHANZO*3
成金忍者*3
トリオンの蟲惑魔*2
フォトン・スラッシャー*2
BF‐精鋭のゼピュロス*1
デブリ・ドラゴン*1
アックス・ドラゴニュート*1
ハイパーハンマーヘッド*1


-魔法*6
--通常魔法*6

強欲で謙虚な壺*2
二重召喚*2
増援*1
死者蘇生*1


-罠*16
--通常罠*4

奈落の落とし穴*2
強制脱出装置*2
--永続罠*10
魔封じの芳香*3
安全地帯*2
リビングデッドの呼び声*2
忍法 変化の術*2
忍法 超変化の術*1
--カウンター罠*2
神の宣告*1
魔宮の賄賂*1


エクストラデッキ*15

-エクシーズモンスター*15
機甲忍者ブレードハート*1
H-Cエクスカリバー*1
深淵に潜むもの*1
交響魔人マエストローク*1
恐牙狼ダイヤウルフ*1
ジェムナイト・パール*1
輝光子パラディオス*1
ラヴァルバル・チェイン*1
ヴェルズ・ナイトメア*1
ヴェルズ・ウロボロス*1
No.16 色の支配者ショック・ルーラー*1
No.39 希望皇ホープ*1
No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル*1
No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド*1 


サイドデッキ*15

-モンスター*4
--下級モンスター*4

増殖するG*3
覆面忍者ヱビス*1
-魔法*2
--通常魔法*1

大嵐*1
--速攻魔法*1
月の書*1

-罠*9
--通常罠*5

マインドクラッシュ*3
砂塵の大竜巻*2
--永続罠*3
王宮の鉄壁*3
--カウンター罠*1
神の警告*1 

デッキの狙い 
2013年3月制限環境を席巻した二つのトップデッキ、【魔導】【征竜】を手数が少なく確実性の高い手段で封殺するのが狙いだ。具体的には対【魔導】で魔封じの芳香+ダークシムルグのアロマダムルグコンボを、対【征竜】にはスケイルモース+除去での封殺を狙う。 また、高いエクシーズ能力を活かしショックルーラーを用いて封殺することも可能だ。

忍者エンジン
このデッキでの忍者カードの役割は、作戦を速やかかつ確実に成功させるためのエンジンだ。
変化の術を用いることで、デッキから相手に対して最も有効なカードをリクルートする。
最大の利点は、相手のデッキを判別してからの対応撃ちが可能だということだ。
相手が子征竜の効果を使用したならば即座にスケイルモースを呼び、バテルやグリモからスタートしたならばアロマダムルグを打ち込める。どちらのデッキに対しても全く同じアクションからそれぞれに有効な手段を用意できるのだ。
成金忍者や蘇生したHANZOを利用したエクシーズも、ショックルーラーや深淵に潜むものへと繋いで封殺を狙える。

対【征竜】の立ち回り
理想は先攻HANZOからのスケイルモースで封殺。
相手に先攻を譲った場合、高確率でサックライダーが飛んでくるだろうが、大量の罠を駆使して突破しよう。
強制脱出装置が有効に働いてくれるだろう。相手の盤面を返して、そのまま深淵orショックルーラーに繋ぎたい。
また、安置キービートルも有効である。

対【魔導】の立ち回り
アロマダムルグで封殺するのが最もイージー。
ジョウゲンを立てられたら、二重召喚で突破しよう。
トーラには罠を2枚使うか、カウンター罠で対抗しよう。凌いでから盤面を固めれば多少の損失は問題にならない。

その他各カード

魔封じの芳香
【魔導】相手のキーパーツであるが、デッキ自体との相性がなかなかよろしい。
罠カードを多用するデッキなので、大嵐をまともに食らうだけで負けに直結してしまう。その大嵐を1ターン足止め、あわよくば封殺できるカードだ。
また、スタンバイで発動した場合、相手がサイクロンを持っているのなら迷わず撃ちこんでくるだろう。ここでサイクロンを使わせることによって、忍法など他の永続罠が生きてくる。 

スケイルモース
【征竜】相手のキーカードだ。
最大の狙い目は、相手が子征竜から動き出した時だ。それに合わせて変化の術でリクルートすれば、相手は貴重な特殊召喚権を攻撃できないモンスターに費やすハメになる。
安全地帯で守ることが出来れば、月読命すら脅威ではなくなる。除去罠で相手の壁を剥がしながらビートしていきたい。
ぶっちゃけそれ以外では弱いカードで、手札に来られてもどうしようもないカードでもある。それでも2枚採用しているのは、デッキの中に1枚も無くなってしまった瞬間に、征竜への勝ち筋が一気に稀薄になってしまうからだ。無事に制圧すれば、手札に1枚死に札を抱える程度のことは問題にはならない。

忍法 超変化の術
HANZOでサーチできる忍法のヴァリエーションとして採用した。除去としての運用が主であるが、リクルート先も重要な要素だ。
ハイパーハンマーヘッドはエクストラデッキのモンスターと相打ちに持ち込めるカードで、安全地帯と組み合わせることで真価を発揮する。
アックス・ドラゴニュートはキービートルの素材として闇属性であることを重視しての採用だ。
デブリ・ドラゴンはあまり超変化とのシナジーはないが、ダークシムルグを素引きする可能性を考慮した場合に、手軽に用意できて手札からも処理しやすいカードとして採用した。 

BF-精鋭のゼピュロス
このデッキのエクシーズに最も貢献しているカードだ。
また、永続罠が多くバックが圧迫されがちなこのデッキではバウンス能力が死活を分ける。
変化の術から呼び出され、素材として墓地に落ちた後で変化の術を戻しながら復活し、戻した変化の術を成金のコストにしてショックルーラーというのが定番の流れである。
征竜相手に手札抹殺で叩き落とされてから大活躍、ということも少なくなかった。 

二重召喚
アドバンテージを獲ることに長けているトップデッキに対して同じ方向性で勝負を仕掛けるのはあまりよろしくない。それならば、アドバンテージを度外視してでも、相手が行動できない場を構築してしまうことが優先される。そのためのカードだ。
相手の防御を強引に突破したり、スケイルモースで固めている盤面で隣にエクシーズを置いたりといったアクションが可能になった。


サイドデッキ
メインである程度トップに関しては(驚きという要素も含めて)有利を取れているので、そこをさらに補佐&後攻時に巻き返せる構築にすることを心掛けた。

スイッチパターン

対【征竜】
out⇒魔封じの芳香*3、ダークシムルグ*1
in⇒増殖するG*3、月の書*1


意外に思われるかもしれないが、征竜相手に鉄壁は使用しない。正確にいうなら、使用できないのだ。
征竜に搭載されている闇のデッキ破壊ウィルスがこのデッキには致命的な威力だからだ。
忍者デッキである以上、罠カードの多い構成であることを隠すのは難しい。ここで鉄壁をメタカードとして頼ろうとしても、巻き添えで一緒に破壊されてしまうだけなのだ。先行で先に発動出来たならまだしも、後攻時に期待するのは無謀だ。罠による防御というプランを捨て、Gでの足止め期待、からのスケイルモースアドバンス召喚や、ショックルーラーを勝ち筋として狙っていく。月の書は、防御を罠から魔法にも散らし、ライダーを突破できるカードとして採用している。
アウト側のカードに関しては特にいうことはない。単純にスイッチ後まで入れるほど効果が見込めないというだけだ。特に魔封じは、メインの範囲であれば一瞬の足止め程度にはなるので悪いカードではないのだが、素直にスイッチした。

対【魔導】
out⇒カオスソルジャー-開闢の使者-*1、スケイルモース*2、アックス・ドラゴニュート*1、デブリ・ドラゴン*1、ハイパーハンマーヘッド*1、忍法 超変化の術*1
in⇒王宮の鉄壁*3、神の警告*1、覆面忍者ヱビス*1、大嵐*1、月の書*1

こちらでは素直に鉄壁も採用し、致命的な永続カードを6枚体制にすることで相手の対処ハードルを上げている。ヱビスと大嵐は、魔封じを引きながらもダムルグに繋げない時のプランBとしての採用だ。そこに、相手の神判を無効にできる警告と、ジョウゲンを無力化できる月の書を入れた。
アウト側に関しては、鉄壁を貼ることでかみ合わなくなる開闢はここで切り捨てる。スケイルモースも、征竜ほど特殊召喚に依存しているデッキでない限り重いだけなので切る。超変化パーツに関しては、トーラとジョウゲンがある相手に超変化の機能が期待しにくい点から思い切って全抜きし、対抗パーツを入れるスペースに充てた。

対【それ以外】
たぶんマイクラが何とかしてくれる。
そこまでは正直、練りこめなかった。


おわりに
また来季も忍者で頑張りたい。