今週は、つい先ほど忍者デッキに入れてみるのを思いついたカードをピックアップ!


《荒野の大竜巻》
通常罠
魔法&罠カードゾーンに表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。
破壊されたカードのコントローラーは、
手札から魔法または罠カード1枚をセットする事ができる。
また、セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。
(遊戯王カードwikiより)



サイクロンや砂塵の大竜巻と比較すると、やはり破壊できるカードが表側に限定されているのは気になるところ。破壊されたカードのコントローラーは新たなカードを手札からセットすることもできるが、このテキストはあまり大きな意味を持たない。
このカードの真骨頂は、やはり破壊された際の効果にある。
昨今の遊戯王では、サイクロンが3枚使用できる上にマーメイルや昆虫装機などの存在により、非常に魔法罠カードは破壊されやすくなっている。そこを逆手に取ることで、相手の思惑をつぶせるカードとなる。コスト狙撃兵のメガロアビスやダンセル+ホーネットなどにうまく破壊されれば、そのまま相手の切り札を破壊できて都合がいい。
表側だけとはいえ、次元の裂け目やスキルドレインのような永続カードは普通に破壊できるので、それらのカードに対するアンチとしても採用でき、サイドデッキのスペース節約にも貢献してくれるだろう。
また、CBLZで登場した炎星は永続魔法を起点にしてくるデッキなので、これもまた妨害できる。エンショウの効果で破壊されるのもおいしい。

このようなカードを採用しているということが相手に伝わった場合、相手はそれ以降迂闊に魔法罠カードを破壊できなくなる。という副次的な恩恵にも期待できる良カードといえるだろう。


忍者デッキのサイドでの採用を考えたとき、致命的に苦手なマクロコスモスに対処しつつ、マーメイルや甲虫装機に対しても効果が見込めるのは大きい。同じように破壊されたときに効果を発動する白銀のスナイパーもすでに採用しているが、こちらは破壊されたのち、すぐに効果を発動できるのが大きい。白銀のスナイパーの場合、破壊されたのはいいがそのターン中にそのまま押し切られてしまう危険はある。荒野の大竜巻なら即座に対処してくれる。相手に表側のカードがない時には自分のカードでも破壊しなければならないのは要注意だ。
また、罠カードなので成金忍者のコストとして攻撃力に変換できるのも見逃せない。状況に応じて常に選択肢を提示してくれるカードとなるだろう。