キマママイン

はったーがTCGについてキママに書いていくブログ

2012/07

ABYRざっと見た雑感(遊戯王)


来週発売される、遊戯王第8期新エキスパンション「ABTYSS RISING(以下ABYR)」。その情報がついに出そろったようなので色々見てみた感想。


情報・カードテキストは田園補完計画 第17次報告書さまから引用しています。


■気になったカード


《フィッシュ・ボーグ-プランター》
効果モンスター
星2/水属性/魚族/攻 200/守 200
このカードが墓地に存在する限り1度だけ発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
墓地へ送ったカードが水属性モンスターだった場合、
さらにこのカードを墓地から特殊召喚する。
「フィッシュボーグ−プランター」の効果は
1ターンに1度しか使用できない。


水だけでフルモン組んだら毎ターン蘇生できるよ、というカード。
これと黄泉ガエル、もう一体を用意できればほとんど毎ターンのようにポセイドラを蘇生できたりする。
勘違いしやすいが、こいつの効果は「1ターンに一度」「墓地に存在する限り一度」であり、一度墓地を離れて、再び墓地に戻った場合、かつそのターンに効果を使用していなければまた使用することができる。あくまで「ヒットするまで効果使い続ける」という行動を制限するのが目的なのだろう。
最近のこの手のカードとしては珍しくシンクロ召喚に対して制限がかかっていない。
ゾンキャリとの相性は良好。特殊召喚を確実なものにしつつ、シンクロやXyzを行える。


《紋章獣アバコーンウェイ》
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守 900
このカードが墓地に存在する場合、
このカード以外の自分の墓地の「紋章獣アバコーンウェイ」1体を
ゲームから除外して発動できる。
自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「紋章獣アバコーンウェイ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1000/守1600
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールド上の全てのレベル5以上のモンスターのレベルを4にする。


《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/サイキック族/攻2400/守1800
「紋章獣」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、相手フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱い、同じ攻撃力と効果を得る。
その後、選択したモンスターの攻撃力は0になり効果は無効化される。
このカードの効果はエンドフェイズ時まで適用される。


《高等紋章術》
通常魔法
自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスター2体を特殊召喚し、
その2体のみを素材としてエクシーズモンスター1体をエクシーズ召喚する。


今弾から登場するカテゴリー『紋章』のカードたちだ。
今はまだ種類が乏しいので、やはり強力な魔法カードの高等紋章術を中心に戦うことになるだろう。
アバコーン・ウェイの効果は墓地に複数枚の同名カードが必要である。ドラゴン族なので、ここはやはり未来融合でまとめて墓地に送りたい。そのまま高等紋章術の準備にもつながるので、現状ではこのドラゴン軸が最も組みやすい形になるだろう。
ベルナーズ・ファルコンの方は、現状ではあまり有意義な効果とは言い難い。特殊召喚したときにも発動するが、高等紋章術での特殊召喚時には、おそらく効果は発動できないだろう。他のカードの効果処理時に他のカード効果が割り込むことはできず、いわゆる「時の任意効果」なのでXyzを行うことによってタイミングを逃すのだ。今後、上級の紋章獣が登場するはずなので、それまでは単に紋章獣という名前くらいしか使いたいところのないカードである。どうしても活かす方向で考えるのなら、ディアボリックやサイドラなど、特殊召喚しやすい上級モンスターと一緒にXyzを狙うのがいいだろう。風属性サポートを意識してトリッキーを使うのもいいかもしれない。
肝心の高等紋章術だが、モンスターを2体蘇生してそのまま効果でXyzしてしまうという、今までにない効果を持っている。
同じ手札一枚でXyzできる兎よりも、墓地を準備しなければならない点では劣っているが、ヴェーラーや奈落の影響が小さい点では勝っている。また、一度に2体特殊召喚し、その後Xyzするので、一枚で2回の特殊召喚を行うカードである。普段ならそれほど気にすることでもないが、サモン・リミッターをかいくぐってXyzできる貴重なカードでもある。
そして、切り札のゲノム・ヘリターの効果は非常に強力だ。Xyzモンスターから効果、名前、攻撃力をすべて奪うのだ。特に、名前をコピーするというのがトリッキーで強力だ。たとえば、相手のブレードハートをコピーすることで自身を2回攻撃にしたり、ホープをコピーしてホープレイになったり、オメガをコピーして魔法・罠耐性を獲得したりなど応用には事欠かさない。とはいえ、相手がXyzモンスターを使用していないのならやや物足りないスペックではあるので、ほとんど高等紋章術でしか召喚することはないだろう。


《好敵手の記憶》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
自分は攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを受け、
そのモンスターをゲームから除外する。
次の相手ターンのエンドフェイズ時、
この効果で除外したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。


強力なモンスターに使うほどダメージが大きくなるが、それでもやはり永続的なコントロール奪取は強力である。
また、扉越し銃と組み合わせればダメージを相手に押し付けることもできる。そのままがら空きのフィールドに奪ったモンスターでダイレクトを決められれば一気にライフを削ることができる。


《キャッシュバック》
カウンター罠
相手がライフポイントを払って発動した
効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし、
そのカードを持ち主のデッキに戻す。


このカードで無効にできる範囲というものは意外に広い。
宣告、警告は言わずもがな。アライブや簡易融合もライフコストが必要であり、モンスターならばヴィーナス、裁きもそうである。
血の代償の場合は、表にすると同時に効果を使用してきた場合は無効にできるが、すでに表向きの状態で効果を発動されると無効にすることができない。
なんせ相手からすればライフを払い損しただけという、非常に嫌な結果になるカードである。精神面で優位に立てるカードかもしれない。


《しっぺ返し》
カウンター罠
自分の墓地に存在する魔法・罠カードと同名のカードを
相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、この効果で発動を無効にしたカードと
同名のカードを自分の墓地から選んで手札に加える事ができる。


こちらもカウンター罠だ。少し複雑な無効範囲を持つ。
普通には使いづらいが、ミラーマッチとなると絶大な威力を発揮する。相手のキーカードを無効にしつつ、自分は再利用できるのだ。
特に、魔法、罠カードの多いヒロビのミラーでは無効にできる、無効にしたいカードは非常に豊富である。増援などを再利用できるだけでも強力なうえ、ミラフューなどに使えれば勝負を決する威力になる。覚えておきたい一枚だ。



はったーの『今週の一枚』《ビックリ・イリュージョン》


今週はこいつ以外に何があろうか!まさかの殿堂入り発覚により、一躍時の人ならぬ時のカードとなったこの一枚!!


《ビックリ・イリュージョン》
UC 自然文明 (3)
呪文
S・トリガー
種族をひとつ選ぶ。このターンの終わりまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて、その種族を追加する。
(DuelMastarsWikiより)


長いDMの歴史の中で、今までに膨大な種類のカードが登場している。その中でも、特に強力だと認められたカードに与えられる称号が『殿堂入り』である。これに認定されたカードはデッキに一枚しか入れることができなくなるのだ。
単純なスペックが高すぎるカード、特定のコンボで使用するとあまりに強力なものなど、様々なカードがこれまでに殿堂入りを果たしてきたのだが、「単体のスペックが別段高いわけでもなく、環境で全くといっていいほど採用されていなかったカード」がこれに選ばれるというのはおそらく初めてではないだろうか。

そこで、一つ考えられる可能性としては、単体のスペックではなく、コンボパーツとしての危険性だ。現在、登場しているカードではこのカードを使用した、環境を染め上げるほどの威力を持ったカードというのは存在していない。つまり、「これから登場するカードとのコンボ」が強力なのではないか?ということだ。

過去にも、未発売エキスパンションを視野に入れた殿堂入りというのは行われている。最近の例でいうと、スパゲ、カラダンなどが当てはまるだろうか。前者はその後発売される覚醒編の目玉「サイキック・クリーチャー」に対するあまりに上質な除去ゆえに(直前の環境トップである、青単速攻でも採用されていたので必ずしもそれだけではないだろう)。後者はE1で登場したエイリアンの固有能力「スペース・チャージ」とのコンボ性を危惧されての殿堂入りだったと言われている。

そこからさらに話を進めよう。今回のE2シリーズのテーマは『種族デッキ』だ。DRでは『10種族デッキバトル』なる、ゴリゴリの種族推しイベントまで開催されている。これから先のエキスパンションで、種族デッキがより強化されていくのは明白だろう。そして、このビックリ・イリュージョンもまた、種族に関する効果を持つカードである。

ここから先は推量に頼った話になる。ビックリ・イリュージョンを唱えた後のフィールドというのは、本来ならばらばらな種族のクリーチャー達が全てお揃いの種族になるという特殊な状況になる。今までならここでダイナモやG-0でコンボを狙っていたが、面白いが強力というには少し無理のあるものであった。しかし、「これから登場するであろう未知のカード」により、そのようなフィールドは危険なにおいに満ちた状況になるということだ。

おそらく、フィールドに存在する特定の種族を強力にサポートするカード、あるいは特定の種族の枚数を参照する強力なカードが登場するだろう。今までに登場したコミューン呪文やG-0などより、危険で強力なシステムと考えるべきだろう。少なくとも、ビックリ・イリュージョンを登場前に殿堂入りさせてしまう程度にはパワーはあるはずだ。逆に考えるならば、ビックリ・イリュージョンがあることによって、危険になりすぎるシステムと考えられる。

そこまで考えると、単なる種族サポートとは考えにくい。たとえば、それこそペトローバのような性質の強化ならば、素直にその種族のモンスターを並べる方が手っ取り早く、確実である。ビックリ・イリュージョンを使う意義がある状況というのは、そのような通常の手段ではなかなか条件をクリアできない、特殊な状況を作り出すことにある。今までの事例で言うなら、横には並べ辛いデーモン・コマンドを出す代わりにこのカードを使用し、デュランザメスのG-0条件を満たしたりなどが当てはまる。

E2の目玉種族の中で、もっとも横に並べ辛い種族というと、やはり重量級の顔ぶれがそろうゼニスだろう。場のゼニスの枚数が重要になる、強力なカードが登場するかもしれない。たとえばそれこそ、G-0で召喚できる、エターナルΩを持つゼニスが登場したりしたらなかなかに強力であろう。


ここまでざっと戯言を書きなぐったが、ある意味で一番大事なのは『一枚は使用できる』ということだ。
今のうちに入手しておかないと、後悔するかもしれない。

新・殿堂レギュレーション発覚!(DM)


DMの新しい殿堂入りカードが発覚したそうです。


【新・殿堂入り】 (デッキに一枚しか入れることができません)
《ボルバルザーク・エクス》
《次元流の豪力》
《ビックリ・イリュージョン》


【新・プレミアム殿堂超次元コンビ】 (これらのカードの組み合わせは一緒にデッキに入れることはできません。)
《偽りの名 ゾルゲ》&《紅蓮の怒 鬼龍院 刃》


一点を除けば非常に妥当、納得の選出でしょう。実質コストゼロで召喚され、コンボパーツにもなるエクスはもともと殿堂入りが前提でのデザインだといわれても納得のスペックでした。ミランダも、登場から時間が経つごとに、対応する強力なPクリーチャーがつぎつぎと現れました。まさに、超次元ゾーンというシステムの強力さ、危険さを体現した一枚であり、それを証明する殿堂入りです。

超次元コンビの方は、わかりやすく【紅蓮ゾルゲ】を終了させています。同じようなLOコンボを行いたいのなら、これからはジェームズを使う必要があります。また、ヴォルグで勝利するだけなら【ザビミラヴォルグ】はいまだに使用可能ですし、まだまだLOデッキの脅威は続いていくでしょう。

ビックリな選出のビックリ・イリュージョンについては、また後程・・・。→はったーの『今週の一枚』《ビックリ・イリュージョン》

【カオス忍者】微調整(遊戯王)


【カオス忍者】の微調整。友人のアイデアでゼピュロスを試験投入してみる。


【カオス忍者】(googleドライブ・別窓開きます)

変更点はゼピュロスを投入し、それに伴いデモチェを増量。
強脱と恵比須を一枚ずつ抜いた。

『ゼピュロスでできそうなこと』
■使い終わった永続罠を回収できる。
■使い終わったHANZOを回収できる。
■HANZOとで闇の★4Xyzを作りやすくなる。



さて、どんな働きをするのか、楽しみです。
サイドデッキ用のカードも少しずつ集めていかないと・・。

はったーの『今週の一枚』《弦魔神ムズムズリズム》


今週は、【海皇ジェネクス】で大活躍しているこのカードをピックアップ!

《弦魔神ムズムズリズム》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/風属性/悪魔族/攻1500/守1000
レベル3モンスター×2
自分フィールド上の「魔人」と名のついたエクシーズモンスターが
相手モンスターを攻撃するダメージステップ時に、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
その攻撃モンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで倍になる。
「弦魔人ムズムズリズム」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(遊戯王カードwikiより)


攻撃時に3000となるXyzモンスターだ。そうなるとやはり、比較対象としてアシッドゴーレムを意識する必要があるだろう。

このカードが勝っている点は、特殊召喚を阻害しない点、ダメージを受けない点、トータルの攻撃力を倍にするので更なる攻撃力に期待できる点、オネストに対して若干の耐性がある点、魔神の名前を持っている点である。

アシッドの方が勝っている点は、元から3000打点である点、Noの名前をもつ点である。

そして、それぞれ相互に差別化が図れる点として、属性、種族の違いも重要になってくる。

味方の特殊召喚を制限しないので、展開の途中で出してしまっても構わず、パターンがそれだけ豊富になる。ダメージも受けないので、デメリットなどないように感じるが、これは後述する。ダメージ計算時に攻撃力を倍にする効果は、元々の攻撃力ではなく、その時点の攻撃力をそのまま倍にする。他のカードで強化することで、より大きな打点を生み出す。特に、アームズエイドとの組み合わせは強烈である。この効果はダメージ計算時に発動する効果であり。オネストに対して若干の耐性を獲得している。適切に処理を行えば、オネストされる前からすでに相手の攻撃力を上回っている場合はオネストを使われてもそのまま戦闘破壊することが可能だ。元々が1500なので狙いにくくはあるが、他の強化カードが手札にあるのなら思いだしたい現象だ。また、魔神の名前を持っているので、マエストロークにより破壊耐性を得たり、逆に向こうの打点をサポートできる。

このようにムズムズを使うメリットを書き並べると、重いデメリットを持つアシッドに魅力がないのでは?と思えてくるが、そんなことはない。まず、ムズムズの効果は自分のターンにのみ発動することができる。つまり、相手のターンには貧弱な、下級モンスター以下の攻撃力に成り下がってしまうのだ。ある意味では、相手ターンに攻撃力が下がるデメリットモンスターというとらえ方も可能だろう。その点では、相手のターンでも安定した攻撃力を誇り、堅固な壁としても活躍するアシッドは非常に心強い。もともとの攻撃力が3000なので、スキドレを発動された場合でも気にならず、むしろデメリットが打ち消されて有利になるのだ。

ムズムズの方は風属性なので、ダイガスタフェニクスの効果対象でもある。攻撃力3000での二回攻撃は強烈である。同じようなことを、悪魔族サポートのヘルゲイナーを利用することでも行える。アシッドの方は水属性であることを活かせる場面というのはあまり多くない。葵と併用することで能動的にデメリットを回避できるくらいだろうか。ムズムズが悪魔族、アシッドが岩石族ということで、両者ともにダークガイアの融合素材とすることができる。余裕があるのなら両方採用するのも面白いだろう。
hatter@bowsee
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